チェタウット先生からの膣拡張のお勧め

性転換手術後の膣拡張(ダイレーション)


患者様と外科医は、ベストな手術結果を出すためと術後の膣深度や機能性を確保するために共同責任を取ります。


外科医のパーツでは、チェタウット先生が最大深度のある膣トンネルを作り上げ、質の良い皮膚を皮膚移植にの際に使用し、膣粘膜や膣内を作り上げます。


患者様のパーツでは、再建した膣深度を保つために、膣拡張(ダイレーション)プログラムに従い、ダイレーションを行ってください。


膣拡張(ダイレーション)からの伸長力は、皮膚移植片収縮を防ぎ、膣壁の伸縮性を保ち、サイズ関係なく浸透する事を可能にします。


膣拡張(ダイレーション)を正しくそして適切に行わなければ、膣内の皮膚は緊縮し膣短縮の原因になります。これは不可逆的なプロセスであり、ダイレーションの回数を増やしても元の膣深度を取り戻せませんので、ご注意下さい。


膣拡張(ダイレーション)プログラムは、術後2年間毎日2時間から2時間半行われるダイレーションする時間に注目します。


SRS術後の1年目は、膣拡張(ダイレーション)を毎日3回行う事をお勧めします。(午前に50分、午後に50分、寝る前に50分)


チェタウット先生の膣拡張器セットは、無料でSRSのお客様にサービス致します。


Chettawut Vaginal dilator



お客様にお渡しする膣拡張器の直系は(5サイズあります)、No.0直系20 mm、 No.1直系23 mm 、No.2直系26 mm 、No.3直系29 mm と1番サイズが大きいNo.4直系32 mm 。


各拡張器の長さはおよそ8.5インチです。


チェタウット先生のSRS技術により、ガーゼパッキング(チューブと似ています)は7日間膣内部の皮膚移植片を安定させるために使用されます。


ガーゼパッキングを取り外しの際に、スペキュラムを入れ、膣内の皮膚移植の確認をします。


最初の膣拡張は外科看護師により、数分実演されます。お客様の再建された膣深度は、膣口周辺に拡張器を置き、拡張器シャフトの測定スケールによって確認されます。


SRS術後の最初の1週間は、ダイレーションは当センターの看護師による綿密な監督の下で行われます。


当センター看護師の判断により、お客様ご自身がこの大切でデリケートなダイレーションをできるようになりましたら、ご自身にやらせるようになります。


膣拡張前後にお客様のお手と拡張期を綺麗なお水とマイルドな石鹸で洗って下さい。


ダイレーションや性交を行う際にデリケートな膣内の皮膚裂傷を防ぐために、水性潤滑剤ゼリーを使用して下さい。


水性潤滑剤ゼリーを拡張器の先とシャフトにつけ、膣口にも充分つけてから拡張器をご使用ください。(拡張器を膣内に入れる前に十分潤滑ゼリーをつけて下さい。)ダイレーション中に必要の際は潤滑ゼリーを再びつけて下さい。


半横臥位で仰向けになり、足を曲げて下さい。(内診の時と同じポジション)その後、水性潤滑剤ゼリーをつけた拡張期を膣口の位置、尿道口の下に置いてください。


拡張期を膣内に入れる際に、拡張器の先を尿道の下周辺にある適した位置までゆっくりと入れて下さい。拡張期は回せますので、膣を適したサイズになる様に助けます。


膣拡張器をゆっくりと下背(腰辺り)か尾骨辺りまで押し込み、膣の奥いっぱいまでゆっくりと入れて下さい。


拡張器を押し込む際に、1番小さい拡張器(拡張期 No.1)が膣の奥まで入れるために、拡張器についてるスケールナンバー(スタンドミラーを用いて)を確認しながら行って下さい。


膣底の皮膚移植片を伸ばすには、 和やかで安定したプレッシャーが必要であり、膣底のストレッチをする事で再建された膣深度を保てます。


膣底に無理やり膣拡張器を押し込んで膣深度を深くする行為は、膣壁の裂傷の原因となり、出血や膣瘻を引き起こしますのでお控えください。


ダイレーションプログラムによる膣拡張器のサイズ拡大ステップは、お客様が使用しているサイズでまだ痛みを感じていましたら、サイズアップを延期して下さい。


より大きい拡張器を使用する際に、小さめの拡張器と同じく、膣深度の1番深い位置まで押し込む事はできません。


大きいサイズの拡張器(No. 3 & No. 4)はダイレーションプログラム通りに行えば、膣の1番奥まで入れ込める事を確保します。


ダイレーションを行う最初の1年目は、拡張期No.3と No.4を使用できても、拡張器No. 1 & 2を使用する事をお勧めします。



チェタウット先生からの膣拡張のお勧め


Dr. Chettawut's recommendation program for Vaginal dilation routine after SRS with skin graft